
Building
建物について

もう一つの主役。
それは空間そのもの。
殺陣や食事を楽しむ空間も、もう一つの主役です。
MATSUMOTO SAMURAIは歴史と風格ある「割烹 松本館」の中で行われております。
天井やふすまに描かれた花鳥風月の日本画や欄間の細かな細工など、一つひとつのディテールが空間全体に格式を与えています。
殺陣や食事を楽しみながら、空間全体からも日本文化を強く感じることができます。

割烹 松本館は1890年に開館した老舗の割烹店です。
当時の日本は開国してから40年ほどが経ち、洋服・洋食・西洋建築が都市部を中心に広まり始めていました。
ですが、まだ庶民の暮らしは和装、和食、畳の生活が主流で、俯瞰してみると和洋折衷の様式がいたるところで見られました。
侍そのものは時の政府によって姿を消してしましたが、侍の精神・所作・美学はまだ人々の価値観に根強く残っており、特に、忠誠・礼儀・名誉といった「武士道」の考え方は、一般的な倫理として深く根付いていた時代です。
MATSUMOTO SAMURAIの会場である大広間「鳳凰の間」は1935年に落成し、今では国の有形登録文化財に登録されております。
殺陣やお食事を楽しみながら、ぜひ文化的空間にも目を凝らしてみてください。